お昼ご飯を食べた後は「ましゅう」の艦名の由来である「摩周湖」へ。今回は知人の車に同乗をさせて頂きました。ありがとうございました。
「補給艦」と「湖」
「ましゅう」はその名から分かるように「摩周湖」が艦名の由来となっています。自衛隊の艦船には命名規則のようなものがあるのですが、補給艦の場合は「湖」の名前を元にしており「摩周湖」から名前が付けられました。
これは自衛隊の初代補給艦から続いており、「はまな(浜名湖)」「さがみ(相模湖)」「とわだ(十和田湖)」「ときわ(常盤湖、山口県の淡水湖)」「はまな(浜名湖、二代目)」「ましゅう(摩周湖)」「おうみ(琵琶湖の旧名)」と最新艦まで湖の名前がついています。
「ましゅう」は現代自衛艦唯一の「北海道に由来する艦船」なので地元にとても愛されている船なのだと思います。(地元に後援会があり入港する時には横断幕が掲げられていたり)
摩周湖とは
さて、「ましゅう」の艦名の元となった「摩周湖」ですが、皆さんはどこにあるかご存知でしょうか。
「ましゅう」の一般公開が釧路で行われているので「釧路から近い」イメージが湧くのですが、実は釧路から車で1時間半~2時間くらいかかる場所にあります。(電車だと最寄り駅まで1時間15分、そこからバス)
「世界で二番目に透明な湖」として知られるカルデラ湖で、「摩周湖ブルー」と呼ばれる深い青色が特徴です。この青色がとても美しく、船体が綺麗な「ましゅう」にピッタリな湖だなと思いました。
近くには「くっしー」で話題になった「屈斜路湖」もあるのでついでに立ち寄るのも良いかもしれません。
釧路→弟子屈へ
お昼頃に釧路を出発し、摩周湖のある弟子屈町へ向かいました。私は車の免許を持っていないので「北海道ドライブ」初体験だったのですが、北海道にツーリングやドライブをしに来る人が沢山いる理由が分かった気がします。
町を抜け湿原地帯に入ると普通の道なのに周囲が絶景の連続で驚き。
凄く分かりにくくて恐縮なのですが、このような大きな沼があちらこちらにあってビュースポットの連続でした。北海道恐るべし…。
道は悪い(舗装されているけれど凄く凸凹していてがたがた)けど景色は最高でした。あと、本当にキツネが飛び出してきて驚きました。野生のキツネを初めて見たので興奮した。
湿原地帯を抜けると牧場ゾーンに突入し、しばらくは牛を眺めながらドライブ。これぞ北海道のイメージ!と言うくらいあちらこちら牧場だらけで面白かったです。牧場巡りをしても楽しいんだろうなぁ。
その後山を登ったり下ったりして2時間くらい(うろ覚え)で弟子屈町へ到着。弟子屈町まで来ると摩周湖へ行く車もボチボチあってさらに10分くらい走って山を登り摩周湖へ到着!観光客が沢山いました。
念願の摩周湖へ
摩周湖に到着!移動している間は天気が悪かったのですが摩周湖の麓に着いた途端に晴れて霧も出ていなかったのでとても綺麗な摩周湖を見る事が出来ました!
空の青さも綺麗なのですが、なんといっても湖の青さに圧倒されました。写真だと魅力を伝えにくいのですが、コバルトブルーや深い藍色が入り混じったような澄んだ青色をしていて今まで見たことが無い美しさなのです。「摩周湖ブルー」の名は伊達じゃない…!
「ましゅう」を見た時も「美しさ」に息を呑みましたが「摩周湖」も目の覚めるような美しさで本当にこの湖が「ましゅう」の名前の由来で良かった、「ましゅう」は良い名前を貰ったなと思いました。「名はていを表す」と言う言葉がありますがまさにその通りだなと。
摩周湖に「ましゅう」を浮かべてみたいな…綺麗なんだろうな…
「摩周湖」にはお土産物屋もあり、摩周湖グッズが充実していました。「摩周湖Tシャツ」を買おうか迷ったのですがずっと探していた「ましゅう」のTシャツが艦内物販で売っていたのでそれを買うために断念。凄く観光地化していてお土産物屋さんが大きくて驚きました。もっと過疎っているのかと思っていた
ちなみに綺麗なトイレがあるので行く際はここで寄っていくと良いかも、、
摩周湖第三展望台
一通り観光を終えたので山を下ろうとするともう一つ展望台がある事が判明。せっかくなので寄る事にしました。その名も「摩周湖第三展望台」
離れた場所にあって分かりにくいのでメインである第一展望台よりも空いていて穴場です。
第三展望台の駐車場からの眺めは抜群。遠くに屈斜路も望めるビュースポットです。で、肝心の摩周湖はと言うと…
超ガスってる!!!
どうやら先ほど綺麗に見えたのは「奇跡」だったようです。こうも短時間の間に霧がかかるとは思いませんでした。運の良さに感謝です。
今回はここまで。次回も弟子屈町観光の様子をお届けします。