お久しぶりです。釧路一般公開、プレミアムツアーと書かなければならない事が沢山あるのですが、今回は7月に行われた補給艦ときわの一般公開レポをお送りします。
補給艦ときわとは
補給艦ときわはとわだ型補給艦の二番艦で、普段は横須賀を母港としています。
ましゅうよりも小柄で補給ポストの形が違うのが特徴的なかわいらしい船で、こう見えても1989年に進水した高齢艦です。
個人的に「ときわ」は思い出深い船で、千葉県に住んでいた頃に横須賀に行くと出迎えてくれる補給艦がこの「ときわ」でした。
当時はましゅうよりも身近な補給艦だったのですがなかなか乗艦する機会が無く、今回ようやく乗る事が出来て嬉しかったです。
舞鶴に引っ越してしまったのでもう乗る機会は無さそうだと思っていたのですが、なんと金沢に来てくれるというので「必ず行かねば!!」と決心して伺いました。
当日の様子
7月13日に行われた「港フェスタ」の一環として金沢港クルーズターミナルにて一般公開が行われました。
当日は快晴。朝から多くの来場者が訪れ、「ときわ」にも長蛇の列が!
乗艦してからもかなり並んだ(というか列が詰まった)ので、並んでから船を降りるまで二時間以上かかりました。
乗ってみて分かったのですが、艦橋に行く階段辺りで渋滞が発生していた?みたいです。
当日は満艦飾を実施!
艦上構造物が多いので旗を通すのが大変そうです。
こういうボード好き。葛飾北斎?
ときわに乗艦して驚いたのが、補給設備を滅茶苦茶間近で見られる事。
ましゅうは一段高くなっているので一般公開の通路からは見えないのですが、ときわは上甲板にそのまま装置が置いてあるのでこれらの隙間を縫うように公開用の通路が設置されているんです。
ヤバくないですか!!!???
正直、とてつもなく興奮しました。
列が渋滞していて数十分上甲板にいたのですが、凄く楽しかったです。牛歩だからじっくり見られるし、むしろご褒美みたいな…そんな感じです。
蛇管も良いですね~。
電灯艦飾のランプが白熱灯なのも古い船って感じがして良い。ノスタルジックです。
浮き輪さん。
ましゅうよりも甲板の幅が狭いので全体的にぎゅっと詰まったような密集感があります。ましゅう型とはまた違った魅力というか、これはこれで好き!!!でした。
この、メカメカしい感じがたまらんですわ。
洋上補給の説明。
蛇管の金具も年季が入っています。
ときわの鐘。
今回は艦橋に登ることが出来ました。青いバンドはましゅうとお揃い? かわいいですね。
艦首に向けての眺めはコチラ。なんというか、密度が凄い。艦の側面に通路が無くて船体ギリギリまで補給設備が詰まってるんです。これにはびっくりしました。歩くのが大変そう。
他のフネのように側面に通路が無い分展示パネルや解説要員の隊員さんなどがおらず、来場者が歩くだけのシンプルな一般公開でした。(スペースが無いから仕方ない)
少し寂しかったけど、昔の一般公開ってこんな感じだったなぁと思うなど。
ましゅうの一般公開ってやっぱり遊園地感あるなと改めて実感しました。色々催し物を行えるスペースがあるのって強味なんですね。
煙突。ロービジなのがちょっと物足りない。
後部甲板には撮影スポットが!!ときわのロゴマークは白鳥なのです。
降りる途中の通路では冷凍庫?の展示をしていました。
なんと稼働した状態で中を見せてくれたんです。今まで動いている冷凍庫?を見たことが無かったのでこれには驚きました。ましゅうでもやらないかな(笑)
下船した場所でパンフレットと御朱印を貰って見学終了。
私達が船を降りた後も外には長蛇の列が出来ていました。
見学を終えて
一週間後に釧路遠征が控えていたので行くか迷ったのですが、行って良かったです。
とわだ型自体退役が迫っていてこれを逃したら一生乗れなかったかもしれないし、なによりましゅうとはまた違う無骨な補給艦の魅力を味わえたので幸せでした。
(あそこまで補給設備を間近に見られるとは思っていなかったので感動しました)
また機会があれば足を運びたいと思います。
おわり。