NINIが巡る補給艦撮影の旅

補給艦撮影と撮影で立ち寄った町のグルメや観光スポットを紹介する旅ブログ。

ましゅうとのこれまでとこれから

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ましゅうと出会って5年経ったので

※長文ポエムが続きます。

 「ましゅう」と出会った2015年観艦式から今年で5年…。まさか5年経っても同じフネを追い求めているとは、あの頃の自分は露にも思っていなかったでしょう。あの頃は「船」と言う存在に特に興味を持っていたわけでもなく、それこそ「護衛艦」という言葉すら知らなかったので、初めて行った「いずも」の一般公開も「ニュースで話題の海自の船」(艦これを少し齧っていたので)「空母っぽいと噂のおフネ」を見に行っただけでした。

 そこで何故か「補給艦」に出会い、追いかけ始めて早5年。長年艦船を追い続けている諸先輩方と比べるとまだまだひよっこなのですが、自分の中で「5年続いた趣味」と言うのは今まで無かったので少し驚いています。

 この5年のうち、最初の1年はそれこそインターネット上で写真を眺めるだけの1年でした。あまり一人旅をしたことが無くて行ったことのない「舞鶴」という地はとても遠く手の届かない場所だったのです。

ましゅうとの邂逅、そして…

 「ましゅう」を初めて近くで見たのは「ましゅう」を知ってから約1年後、「ましゅう」が横須賀に寄港した時でした。(たまたま用事があり元々横須賀へ行く予定だったのですが、偶然にも「ましゅう」が居るという事を前日に知って慌ててカメラを準備したのでした。)

 この頃は入港を待つという行為すら知らなかったのでとりあえず行って撮って帰るだけでしたが、写真と寸分たがわず美しい姿にとても感動したのを覚えています。ネット上で拝見する写真は大体何かしらの加工や処理をして綺麗にしていると思うのですが、実物もそれと同じ…いや、それ以上の美しさだった事に衝撃を受けました。ましゅうにいつか乗ってみたいと思いましたが、その機会はなかなか訪れず、遠くから見ているだけの日々が続いていました。

遠征生活のはじまり

 「ましゅう型」に初めて乗ったのはその翌年の事でした。舞鶴で「おうみ」の一般公開があり、「ましゅう型」に乗れる!?と喜び勇んで現地に赴きました。この時初めて舞鶴に行きました。その時は「おうみ」が居たので「ましゅう」は不在だったのですが、「ましゅうの上もこんな感じなのかな?」とドキドキしながら見学したのを覚えています。

 そしてその数か月後、ついに「ましゅう」の一般公開のお知らせが。確か1週間前に突然告知が出たような。(見落としていただけかもしれませんが)丁度奇跡的に予定が空いていてとても興奮しました。北海道の釧路というとても遠く土地勘も無い場所への一人旅。旅程を組むのがとてつもなく大変で苦労しました。ちなみにこの旅行がフェリーデビューでした。

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 初めての釧路、初めての夜行バス。現地に行って「ましゅう」が居なかったらどうしよう!?ととても不安だったのですが、朝の5時半に釧路について岸壁に停泊する「ましゅう」を見た時に「本当にここまで来て良かった」と心から思いました。

 実はこの時横須賀で撮影した写真を鞄に忍ばせていったのですがどうお渡ししたら良いのか分からず甲板であたふたしていたのは今ではいい思い出です。推し艦に乗れた高揚感もあり完全に挙動不審だったと思います(笑)

 この釧路遠征以降、毎年のように「ましゅう」の一般公開に通うようになり舞鶴に通うようになり…。最初は一人で行っていた艦活も、気づくと色々な方と出会い交流するようになって「ましゅう」のお陰で人生がとても豊かになったなぁと思います。もしも「ましゅう」と出会わなければ、今と全く違う人生を送っていたのかな。。想像できません(笑)「ましゅう」と同じ時代に生まれ、一緒に年を重ねる事が出来て本当に幸せだと思っています。

ましゅうとの「これから」

 今年はコロナの流行もあり、ましゅうに限らず一般公開に行く事は出来ませんでした。去年は釧路、そして門司と2回も一般公開に行けたのは本当に幸せな事だったんだなぁと改めて実感しています。艦活自体も海を見たのも2月に舞鶴に行ってから今に至るまで「おうみ」を見に行った1回きりです。艦艇を撮るという事自体がとても貴重な行為になってしまいました。

 自粛期間中はいつ舞鶴に「ましゅう」を見に行けるのか先が見えず、鬱になりかけた事もありました。先の予定、一般公開や舞鶴に行く予定があるという事は自分にとって予想以上に大事な事だったようです。見に行けない、会いに行けないという事はとても辛かったのですが、そのことによって改めて自分にとって「ましゅう」がいかに大事な存在であるのかという事を見つめ直すことが出来たような気がします

 一般公開に行った時、「ただいま」と言えるフネは「ましゅう」だけです。ましゅうのあの暖かい空気が本当に大好き。

  今後どうなるか、何が起こるかまだまだ分からない情勢ですがこれからも「ましゅう」と一緒に年を重ね、いずれ「ましゅう」が役目を終えるその日まで、そしてそれからもずっと「ましゅう」を応援し続けようと決意を新たにしたのでした!

 

おわり