NINIが巡る補給艦撮影の旅

補給艦撮影と撮影で立ち寄った町のグルメや観光スポットを紹介する旅ブログ。

補給艦「ましゅう」一般公開(見に来てください)

補給艦「ましゅう」一般公開のお知らせ

補給艦「ましゅう」の一般公開のお知らせが帯広地本のHPに掲載されました!

日時 10月7日(土)9:00~11:00/13:00~16:00

   10月8日(日)9:00~11:00/13:00~15:00

場所 釧路港耐震岸壁

※詳しくは帯広地本のHPをご覧下さい

補給艦「ましゅう」とは?

補給艦「ましゅう」は京都の舞鶴基地を母港とする「ましゅう型補給艦」の1番艦です。全長221mと海上自衛隊に所属する艦艇の中でも大型の艦で、「いずも型護衛艦」が登場するまでは海自一大きな艦でした。

何故母港ではなく「釧路港」で公開するのか

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実は「ましゅう型補給艦」の公開は今年2回目です。4月に舞鶴で姉妹艦である「おうみ」の公開がありました。この際にも「なぜ舞鶴には『ましゅう』がいるのに『おうみ』を公開するのか」と思った方が居るのではないかと思います。

実は自衛艦「里帰り公開」というものが度々行われており、「ましゅう」と「おうみ」の公開もそれにあたるのではないかと思われます。

少し前に「かが」の公開が金沢でありましたが、これも「旧加賀国」から由来をとった「かが」を里帰りさせて公開させる意図がありました。

補給艦は「湖」から名前が取られており、舞鶴で公開された「おうみ」の由来は「淡海(琵琶湖の旧名)」です。しかし琵琶湖に補給艦を連れて行くことが出来ないため建造された舞鶴で「里帰り公開」をしたのだと思います。

今回公開される「ましゅう」は北海道の「摩周湖」から名前が取られており、摩周湖に近い港である釧路で公開されるのでしょう。

「ましゅう」は度々北海道で公開されており、やはり「里帰り」の意味合いが強いものであると思われます。

補給艦「ましゅう」の魅力

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補給艦「ましゅう」の魅力はなんと言っても「美しさ」にあります。間近で見るのもおすすめなのですが、是非少し離れた高台から全体を眺めて頂きたいのです。

「ましゅう」は本当に美しい船で、剣のようなフォルムが目を惹く魅力的なボディが特徴です。特に陰影が美しく、遠くから見る事でよりその魅力を知ることが出来ます。

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▲姉妹艦「おうみ」の補給施設

もちろん補給艦ならではの装備品も魅力的で、護衛艦にはない複雑な補給施設は見所の一つです。戦闘艦ではないので主砲などはありませんが、縁の下の力持ちである「補給艦」について知ることが出来る展示は必見です。

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「おうみ」の一般公開の際にはこのように洋上補給に関する解説パネルなどがありました。「ましゅう」にもあるのかはわかりませんが、なかなか知る機会がない補給艦の仕事について知ることが出来るのではないでしょうか。

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個人的にはこのシルエットがとても美しいと思います。釧路港では艦首から船尾まで入るように撮影できるのでしょうか。是非そのアングルで撮影して頂きたいと思います。

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このアングルです!舞鶴では「ましゅう」が大きいので艦首が収まるように撮影するのは不可能(桟橋では)なのですが、もし釧路港で撮影出来るなら是非。きっと「ましゅう」の魅力がぎゅっと詰まった一枚を撮影出来ると思います。

 補給艦「ましゅう」の一般公開に来て下さい

こんな魅力あふれる補給艦「ましゅう」を見に釧路に来ませんか?釧路と言うと遠いイメージがあるかもしれませんが、羽田から飛行機で1時間半で行けるとてもアクセスの良い場所なんですよ!

公開される耐震岸壁も釧路の街中なのでアクセス抜群です☆ましゅう型補給艦の公開はとても珍しいのでこの機会にぜひお越しください!!!

…と言いつつ本音は

実際釧路ってすごく遠いですよね。私は高所恐怖症で飛行機に乗れないので釧路まで2~3日かけて船とバスと電車で行くつもりなのですが、旅費もかかるし正直きついです。

でも、大好きな艦がせっかく一般公開してくれるのに行かない訳には行かないじゃないですか。

ましゅう型って、知名度もないし人気も高い訳でもないのです。補給艦という艦がどのような仕事をしている艦か知らない人も多いし、存在自体知らない人が大半だと思います。

舞鶴で軍港クルーズに乗った時も、「ましゅう」を指さして「あれって工事する船?」って言う会話を聞いたし、「『ましゅう』が好きです」って自衛隊の方に言うと「ああいう船を好きな人あまりいないから嬉しい」ってすごく喜んでもらえたりして。

だからこそ、一般公開では沢山の人に見て欲しいんですよね。

「ましゅう」を知らない人にも、「ましゅう」が好きな人にも、せっかく公開して頂けるんだから沢山の人に「ましゅう」を見て欲しい。

舞鶴で「おうみ」を公開した時は3000人くらい人が来たようなのですが、それは観光地で、自衛隊の基地で公開したからであると思っています。

遠くてアクセスが良いとは言えない釧路での公開は見学者がもっと少なくなってしまうのではないかと勝手に心配になってしまって。「ましゅう」が人気が無い、興味を持ってもらえない船だと思われてしまうのが嫌で。

こうしてブログに書く事で少しでも見学に来て頂ける方や「ましゅう」を応援して下さるが増えたら良いなと思っています。遠いし、日にちが近いので難しいとは思いますが…

私はとりあえず二日間とも絶対に行きます!なんとか釧路に辿り着いて「ましゅう」を見学します。長文になってしまいましたが、ここまでご拝読ありがとうございました!宜しくお願いします。