NINIが巡る補給艦撮影の旅

補給艦撮影と撮影で立ち寄った町のグルメや観光スポットを紹介する旅ブログ。

練習艦かしま艦上レセプション&練習艦隊出港見送りレポート

 4月12日の夕方、防衛モニターとして練習艦かしまの艦上レセプションにお招き頂いたので参加をしてきました。

 艦上レセプションは地元の方々への感謝と交流を目的として開催される練習艦隊主催の艦上パーティーです。練習艦かしまの後部甲板と護衛艦さわぎりの後部甲板を利用して行われ、練習艦かしまの乗員さんが作った美味しい料理を頂く事が出来ます。

 一番目を引く船盛。どのお刺身も肉厚で美味しい。大トロだけの船盛なんて初めて見ました。勿論とても美味しかったのですが、良いトロなので脂が乗りすぎていて一切れで満足してしまいました。(年々油ものが食べられなくなる)凄かった……!

 ネギトロはいくらとごま油があえてあって美味しかったです。家でも真似したい。

 艦上レセプション名物の果物の飾り切り。

 寄港地ごとに彫られている文字が変わり、今回は「舞鶴」の文字が。字体がお洒落ですね。良くXなどで写真が流れてくるのですが、まさか本物を拝見する機会があるとは思わず。

 スイカだけではなく林檎やオレンジなどにも飾り切りが施されており、見た目も華やかです。来艦者を見た目でも楽しませようというおもてなしの心と給養員さんの技量の高さが垣間見える逸品でした。

 後ろも凄い!お花の形に切り込みが入れてあります。

 スイーツは洋菓子と和菓子両方ありました。これがまた美味しいのです。かしまにはスイーツ専門の方が乗艦されているそうで、繊細な飴細工を使用した美しいスイーツが並んでいました。

 和洋両方頂いたのですが両方とも美味しかったです!

 この他サンドイッチ、チューリップの唐揚げ、寿司、おでん、カレーなど多種多様なパーティーメニューが並び、参加者の皆様はかしまのご飯に舌鼓を打っていました。

 めざしをしているさわぎりの後部甲板にはSH-60Jというヘリコプターが停まっていました。レセプション開始前に写真を撮っていたら自衛官さんが声を掛けて下さり、ヘリコプターについて色々と教えて下さいました。

 そのお話がとても面白くてもう少し時間があればもっとお話を伺っていたかったのですが、乾杯の時間が来てしまい話が終わってしまったのが少々残念です。

 

 レセプション自体はとても楽しく、他のモニターさんや実習幹部の皆様と自衛隊の話をしながら飲んで食べて……という感じでした。

 前の記事でも書いたのですが、私は練習艦隊自体今回見るのが初めてで、練習艦隊という物が一体どういうものなのかも良く分かっていない状態でした。(遠洋練習航海と近海練習航海の関係性も良く分かってなかった)

 しかし、実際にこうして初級幹部の皆様とお話をしたり将来の夢や思い出話を伺うことで、練習艦隊への理解が今までよりもずっと深まったような気がするのです。

 掃海母艦うらが然り、このように「外から見ているだけでは分からないことが分かる」、というのがモニター制度の良い所なのかなと思いました。

出港見送り

 翌日は朝から練習艦隊の出港見送りに参加しました。

 出港はさわぎり→うらが→かしまの順に行われ、乗員の皆様の帽振れがとても眩しかったです。

 うらがの公開やレセプションで交流をしたからか、帽振れをしながら岸壁を離れるうらがやかしまを見てなんだか無性に寂しくなってしまい、少し涙が出てしまって恥ずかしかったです。

 護衛艦さわぎりの出港。ナックルラインが美しいすらっとした船体が良いですね。当日は前島方面が若干もやっていて幻想的雰囲気を醸し出していました。

 ヘリを搭載したまま走るさわぎりがかっこよかったです。

 掃海母艦うらが。今回の寄港で一番印象が変わった船。

 やっぱり補助艦艇は良い物です。

 練習艦かしまの出港。岸壁から帽振れを見るのは初めてだったので美しくて感動しました。「昨日お話した方もあの中にいるんだな」と思うと寂しくて、みんなで沢山手を振ってお見送り。

 来年も来てくれるかは分かりませんが、もし機会があるならばまた舞鶴にも入港して欲しいですね。

 

おしまい。